AI経営のPathway

INDUSTRY HUB

一般企業バックオフィスの生成AI導入事例

一般企業の経理・人事・総務・法務部門における生成AI導入事例を56件収録しています。請求書・経費処理の自動化と契約審査の効率化が中心で、社内問い合わせ対応ボットや議事録自動化が続きます。従業員数百名〜1万名超まで、部門単位で再現性を検討できる事例を集めています。

用途別・削減率の中央値

分母(母数規模)とともに削減率が公表されている事例のみを母集団とし、n≥3の用途のみを表示しています。 n<3 の用途は、統計として十分ではないため表示していません。

用途中央値n
経理・記帳・経費の自動化約50%削減5件
契約書レビュー・契約管理約50%削減3件
問い合わせ対応・チャットボット約40%削減3件

※中央値は各事例の公表値(レンジは中点)から当サイトが算出した参考値です。効果を保証するものではありません。

CASES

一般企業バックオフィスの事例一覧(56件)

L1一般企業バックオフィス規模非公表

一般企業バックオフィス部門G(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/ファーストアカウンティング(経理AIエージェント・共同開発)

これまで1件あたり4〜5分を要していた経費精算の経理判断を自動化。月10,000件規模の証憑処理を行う経理現場であれば年間約1万時間の削減効果が期待される(試算)。3項目の判定比較で正答率93.3%(LLM単体は53.3%)分母: 月10,000件規模の証憑処理を行う経理現場(出典の試算の前提)

L1一般企業バックオフィス規模非公表

一般企業バックオフィス部門BA(規模非公表)

契約書レビュー・契約管理/自社構築の契約書管理AIエージェント(Amazon Bedrock・Claude。非エンジニアが Amazon Q Developer の支援で構築)

契約書からの情報抽出にかかる作業時間を約70〜80%削減。従来1件あたり数十分を要していた作業が数分で完了※母数規模の記載なし(参考値)

L1一般企業バックオフィス規模非公表

一般企業バックオフィス部門U(規模非公表)

契約書レビュー・契約管理/Hubble

担当案件数、難易度や進捗状況を迅速に把握し、対応漏れの防止と業務スピードを向上。子会社や事業部門ごとの案件数や傾向を定量データとして把握・分析し、子会社や事業部門への公平な費用配賦を実現(定量数値の記載なし)※母数規模の記載なし(参考値)

L2一般企業バックオフィス1,000名以上

パナソニック コネクト株式会社

その他・複合/自社開発「ConnectAI」(OpenAI・Google・Anthropic の大規模言語モデルを活用したAIアシスタント)

2024年の業務時間削減効果44.8万時間(昨年比2.4倍)、利用回数240万回(昨年比約1.7倍)、1回あたりの削減時間28分(昨年比1.4倍・画像利用の場合は36分)、月間ユニークユーザー率49.1%(昨年比14.3pt増)分母: 国内全社員約11,600人

L3一般企業バックオフィス1,000名以上

日清食品グループ(日清食品ホールディングス)

その他・複合/自社開発「NISSIN AI-chat」(GPT-4oベース)+Microsoft(Microsoft 365 Copilot)

Microsoft 365 Copilotで削減できている作業時間は1人あたり年間79.4時間、人件費換算で1人あたり年間18万2620円。年間ライセンス料1人あたり4万6440円に対し費用対効果3.9倍(同社の試算)、月間利用率85%分母: ライセンス付与約1,700人での効果検証

L1一般企業バックオフィス規模非公表

一般企業バックオフィス部門J(規模非公表)

議事録・会議記録/エピックベース(スマート書記、現Otolio)

約3〜6時間かかっていた議事録作成が約1.5〜3時間になり約50%削減。文字起こしツール導入後の約2〜4時間と比較してもさらに25%削減分母: 毎週の経営会議の議事録作成(1回約3〜6時間、月間最大約24時間)

L1一般企業バックオフィス規模非公表

一般企業バックオフィス部門C(規模非公表)

契約書レビュー・契約管理/Hubble

契約審査にかかわる手続的・形式的業務の時間が62%程度減少(大鵬薬品・導入直後の社内調査)。平均44分だった工程が17分に分母: 大鵬薬品の契約審査(法務がレビューする契約書は年間数千件)

L1一般企業バックオフィス1,000名以上

一般企業バックオフィス部門P(従業員1,000名以上規模)

経理・記帳・経費の自動化/TOKIUM経費精算・インボイス

月1,146時間の経費精算工数削減(出典の見出し)。既存のクラウド経費精算システムとの比較で1申請あたり作業時間を約9.8分削減(約50%の時間削減)。2020年6月からの全社導入後、6・7月の2か月の実績で728時間の削減。年間の稼働削減時間は約13,750時間になる見込み分母: 既存のクラウド経費精算システムでの1申請あたり作業時間(社内稟議用に動画で比較)

L1一般企業バックオフィス規模非公表

一般企業バックオフィス部門K(規模非公表)

経理・記帳・経費の自動化/ファーストアカウンティング株式会社(Remota)

全ての紙の会計台紙の件数が2015年78万件から2020年21万件に減少(2015年と比べおよそ27%まで。Remota導入を含む電子化施策全体の実績)分母: 年78万件(2015年)の紙会計台紙

L1一般企業バックオフィス1,000名以上

一般企業バックオフィス部門H(従業員1,000名以上規模)

問い合わせ対応・チャットボット/HiTTO(マネーフォワードグループ・社内向けAIチャットボット)

人事本部に寄せられる問い合わせ件数が70%削減し、1日あたり6.25時間・1ヶ月あたり187.5時間の対応工数を削減。月間利用数5,000件超・回答精度90%以上分母: 導入前に本社人事へ寄せられていた問い合わせ(1日あたり平均約250件)

L1一般企業バックオフィス規模非公表

一般企業バックオフィス部門I(規模非公表)

問い合わせ対応・チャットボット/PKSHA Technology(PKSHA ChatAgent)

導入前は月2,200件発生していた問い合わせが導入後は1,300件に減少(電話問い合わせが前年比40%減、当初目標は1,540件以下)。着電率も目標の75%を達成分母: 月平均2,200件ほどの電話問い合わせ(導入前)

L1一般企業バックオフィス300〜999名

一般企業バックオフィス部門L(従業員300〜999名規模)

問い合わせ対応・チャットボット/HiTTO株式会社(HiTTO)

導入前は「申請書はどこにあるのか?」など基本的な質問を含め、多い時で1日2〜3件・1件あたり約5〜10分かけて対応→導入後は基本的な質問が明らかに減少(削減率の公表なし)分母: 多い時で1日2〜3件の基本的な問い合わせ(導入前)

L1一般企業バックオフィス1,000名以上

一般企業バックオフィス部門Q(従業員1,000名以上規模)

契約書レビュー・契約管理/MNTSQ

契約書審査は年間およそ500件(法務室5名)。10年分の審査約5,000件と締結版の契約書13,000件ほどの中から移行対象を選定し、2段階でMNTSQへ移行(2024年3月移行開始、10月全社展開の8か月のプロジェクト)※母数規模の記載なし(参考値)

L1一般企業バックオフィス1,000名以上

一般企業バックオフィス部門R(従業員1,000名以上規模)

契約書レビュー・契約管理/MNTSQ

営業部との会議で至急過去の案件情報を参照する必要があった際、キーワード検索で必要な案件情報をすぐに見つけられた。メール連携でやり取りする契約書がナレッジとして自動的に蓄積される(定量数値の記載なし)※母数規模の記載なし(参考値)

L1一般企業バックオフィス1,000名以上

一般企業バックオフィス部門S(従業員1,000名以上規模)

契約書レビュー・契約管理/MNTSQ(MNTSQ契約データベース)

既存業務を大きく変えることなくナレッジ蓄積ができるようになり、過去の契約相談データへのスピーディなアクセスと条項分解機能(契約書本文をきれいにコピーできる)で業務時間の短縮につながっている(法務チーム6名で利用・定量数値の記載なし)※母数規模の記載なし(参考値)

L1一般企業バックオフィス50〜299名

一般企業バックオフィス部門T(従業員50〜299名規模)

契約書レビュー・契約管理/MNTSQ

複数のツールで行っていた契約管理業務をMNTSQに一元化。約1,000件のデータを3〜4か月かけて一件ずつ目視で確認して移行し、閲覧権限を付与した情報管理でガバナンス・リスク管理を強化(定量の効果数値の記載なし)※母数規模の記載なし(参考値)

BY USE CASE

一般企業バックオフィスの導入事例を用途別に見る

一般企業バックオフィスの契約書レビュー・契約管理導入事例(17件)

契約書レビュー・契約管理の導入事例を業種横断で見る

一般企業バックオフィスの経理・記帳・経費の自動化導入事例(14件)

経理・記帳・経費の自動化の導入事例を業種横断で見る

一般企業バックオフィスの問い合わせ対応・チャットボット導入事例(11件)

問い合わせ対応・チャットボットの導入事例を業種横断で見る

一般企業バックオフィスの議事録・会議記録導入事例(5件)

議事録・会議記録の導入事例を業種横断で見る

一般企業バックオフィスの書類・規程・文書作成導入事例(2件)

書類・規程・文書作成の導入事例を業種横断で見る

一般企業バックオフィスの文書検索・リサーチ・ナレッジ導入事例(1件)

文書検索・リサーチ・ナレッジの導入事例を業種横断で見る

一般企業バックオフィスに近い事例を、無料の事例マッチング診断で絞り込めます

業種・規模・業務領域・課題の4問に回答いただくと、収録した導入事例から条件の近いものを照合します(判定はすべてルールベースで行い、スコアの重みも開示しています。該当する事例がない場合は「該当なし」と表示します)。

FAQ

一般企業バックオフィスの生成AI導入 よくある質問

Q. 一般企業バックオフィスでは、生成AIはどのような業務に使われていますか?

A. 本ページに収録した一般企業バックオフィスの生成AI導入事例56件では、契約書レビュー・契約管理・経理・記帳・経費の自動化などの用途が中心です。上記の用途分布と事例一覧で、どの業務でどの程度の成果が得られているかを確認できます。

Q. 一般企業バックオフィスの生成AI導入にかかる費用の目安はどのくらいですか?

A. 費用は、ツールの種類や導入規模によって異なります。月額数千円からのSaaS型ツールで始められるものもある一方、社内システムとの連携や独自開発を伴う場合は費用が増加します。当サイトの事例では成果(削減率など)を出典とあわせて確認できるため、費用対効果を検討する際の参考としてご活用いただけます。具体的な料金は、各ベンダーの公式サイトにてご確認ください。

Q. 一般企業バックオフィスで生成AIの導入を始めるには、何から着手すればよいですか?

A. まず自社の課題に近い導入事例を確認し、次に無料の事例マッチング診断(4問)で条件の近い事例に絞り込む方法をおすすめします。用途と期待できる成果の目安を把握したうえでベンダーへ相談することで、失敗を避けやすくなります。

Q. 掲載されている一般企業バックオフィスの事例は信頼できますか?

A. 当サイトの事例は、ベンダーや導入企業等が公表した一次情報を出典として収録し、成果の数値には出典・確認日を明記しています。推測による数値や架空の事例は掲載していません。掲載基準は「掲載・検証基準」ページで公開しています。

PATTERNS

部門別に見るバックオフィスAI活用パターン

バックオフィスの業務ごとに、AIの主な活用場面を部門別に整理しました。自部門の定型業務から小規模に始めることで、失敗を避けやすくなります。実際の成果は、このページ上部の導入事例(56件・全件に出典を記載)と「用途分布」「用途別・削減率の中央値」で確認できます。

経理・財務

請求書・領収書の読み取り(AI-OCR)、経費精算チェック、仕訳の自動起票、入金消込、月次レポートの下書き

定型・大量処理が多く、AI-OCRとルール処理の相性が良い領域です。

人事・労務

採用の書類スクリーニング補助、求人票・スカウト文面の作成、社内問い合わせ(就業規則・手続き)への一次回答、研修コンテンツの下書き

個人情報を扱うため、入力ルールと権限管理を先に整備することが前提となります。

総務

社内問い合わせ対応ボット、議事録の自動文字起こし・要約、稟議・社内文書の下書き、社内ナレッジの検索(RAG)

『社内の“聞けばわかる人”をAIで代替する』用途が費用対効果を得やすい領域です。

法務

契約書レビューの一次チェック、条項の検索・比較、リサーチの下調べ

最終判断は必ず担当者・有資格者が行う前提で、下調べ・一次チェックに活用することをおすすめします。

このうち総務の事例だけを詳しく見たい場合は、総務部門の生成AI導入事例で、社内問い合わせ対応・議事録作成・契約審査などの業務別に整理しています。

※各用途の件数・削減率の傾向は、上記の「用途分布」「用途別・削減率の中央値」(当サイトが出典を確認した導入事例の集計です。母数の記載があるもののみ表示しています)をご覧ください。

CAUTION

導入前の注意点

  • ・情報漏洩:顧客・従業員の個人情報や機密情報を無料版AIに入力しません。入力してよい情報/禁止する情報を社内ルールで先に決めます。
  • ・ハルシネーション:AIの回答は誤りを含む場合があるため、金額・契約・法令など重要な内容は必ず人が最終確認します。
  • ・スモールスタート:全社一斉ではなく、1部門・1業務のPoC(試験導入)で効果を測ってから広げます。

進め方の詳細は生成AI導入の進め方【5ステップ】、法対応は個人情報保護法とAI学習の実務ポイントもあわせてご覧ください。

自社の規模・課題に近い事例を絞り込めます

4問の選択式診断で、条件の近い順に事例を照合します(判定はルールベースで行い、重みを開示しています)。

事例マッチング診断へ